ユタラプトルの備忘録

主に趣味関連の雑記帳。たまにお気持ち表明。

2019年度に遊んだゲームまとめ

 

 今年度に遊んだゲームを感想と共に紹介する記事を書こうと突然思いついた。そういえばこのブログのタイトルは備忘録だったし、今年どんなゲームが楽しかったか振り返るのもいいと思ったのだ。

・Sekiro:Shadows Die Twice

 2019年3月にフロムソフトウェアから発売された戦国チャンバラアクションゲーム。不死の呪いを抱えた主のために、一人の忍びが葦名の地を駆け巡る。

 フロムソフトウェアのゲームというだけで超高難易度ゲームでは?と身構えてしまう方もおられるだろう。隻狼を始める前の自分もそうだった。しかし、序盤の侍大将や鬼形部、まぼろしお蝶や宿敵の葦名弦一郎と戦ってボロボロになりながら打ち倒したとき、隻狼の難易度調整がいかに絶妙かを思い知らされた。このゲームには「回生」という戦闘中一度だけ使える復活権があり、自分がたった今どうして死んだのか、例えば敵の攻撃を受けるべきタイミングに誤って攻撃してしまったとか、敵の前動作を見誤って対処に失敗したとか、カメラのロックがうまくできていなかった、などの反省を踏まえながらすぐ再挑戦ができる。反復練習が快適にできるこのシステムのおかげで、初見ではとてつもなく強く思えたボスの動きにもだんだんと慣れてくる。まともに食らえば大ダメージ、でも正しく受ければこちらのチャンス!隙を突き隙を突きついに忍殺を決めたとき、あなたは自身の成長を実感するだろう。隻狼は難しいことを成し遂げる達成感を久しぶりに思い出させてくれる、素晴らしいゲームだ。

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序盤の白蛇をなんとかやり過ごした先の景色は美しかった

Fate stay night / Hollow ataraxia(復刻版)

 2019年の6月にタイプムーンからFateシリーズ15周年記念に発売された復刻作品。詳しめの感想記事はすでに書いてあるのでよかったら過去記事からお読みください。

 全年齢アプリ版のRealta Nuaもそうだがシナリオを読み進めていくタイプのゲームは初体験で、文字を追う単純な動作を飽きさせないための工夫が施されていた。アダルトゲームをプレイするのも何気に初めてだった(本当は『君と彼女と彼女の恋。』とか『ぬきたし』とかをやろうと思っていたが、元々Fateのアダルト要素を含めた原作に興味があったのと、時期的にもちょうどよかったのでこちらを選んだ)。

 stay nightの最大の特徴は、3人のヒロイン攻略を順番に進めていくと徐々にstay nightの全体像が見えてくる仕掛けがあることだ。アプリ版では攻略順序が特に決められていないので、最後に待ち受ける間桐桜と士郎の物語をいきなり進めることもできるが、僕の場合は復刻版でセーバー→凛→桜の順番で進めたときの方が、より登場人物をディープにとらえることができたと感じた。言峰神父は特に。Heaven's feel最終章も公開間近なこの時期、腰を据えて復刻版をプレイするもよし。アプリ版で場所を選ばずプレイしてもよし。おすすめです。

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責められるのっていいですよね

 復刻版にはHollow ataraxiaもついてくる。こちらはstay nightをプレイした人向けの、「こうだったらいいのにな」の世界を模したファンディスクだ。模したという表現が気になるかもしれないが要はそういうお祭り作品。セイバーたちの新しい立ち絵が見られたりする。水着もあるよ!

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意外な参戦者

・NieR:Automata

 2017年3月にスクウェア・エニックスから発売された『NieR』シリーズ最新作のアクションゲーム。地球外生命体の侵略に対して人類生存のために生産されたアンドロイドたちが、機械生命体との闘いと交流を経て自らの存在価値を疑いながら世界の真相に近づく。機械とアンドロイドだけが住む終末世界と化した地球上を、高機動な美しいアンドロイドを操作して自由に飛び回ることができる。多彩な武器を駆使する2Bたちの戦闘モーションには一見の価値がある。

 ゲームが難しいと感じたら迷わず難易度をEASYに設定しよう。すると敵の攻撃をある程度勝手によけてくれるし、カメラのロックオンも勝手にやってくれる。ボスの対処に手こずるぐらいなら、どんどんストーリーを進めて2Bたちの行く末を見届けよう。操作に慣れた後で難易度を戻すこともできる。

 そして隻狼とも共通する要素だが、このゲームはふとした瞬間目に映る景色がとても美しい。カメラを動かしてどんどんスクリーンショットを撮って思い出にしよう。うっかり2Bのスカートの中を覗いてしまったら謝ろう。

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アーケードをくぐるとそこは遊園地だった

DAEMON X MACHINA(デモンエクスマキナ

 僕が今最も熱中しているゲームがこちら。2019年9月にマーベラスから発売されたメカアクションゲームで、2020年2月にsteam版が発売された。自分好みのアーマーや武器をカスタマイズしたアーセナルに乗り込み、地球にはびこるイモータルや暴走AIを殲滅しよう。本来ありえない人間同士の仕組まれた戦いにも参戦しよう。あなたは金で雇われた傭兵なのだから。体は闘争を求める・・・・?とまあ某アーマードコアの血なまぐさい香りがする説明だが、デモンエクスマキナの最大の魅力は膨大な種類のパーツから自分だけの機体を組みあげられるところだ。ビュンビュン飛び回る高速機を組むもよし、耐久値にモノを言わせた重量機を組むもよし、炎も電気も酸もへっちゃらなアンチ状態異常機を組むもよし・・・・

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大きいことはいいことだ

  主人公のほかにもこの世界でアーセナルを駆る傭兵がいる。個性的な登場キャラクターたちがストーリーを進めていくと仲間になり、マルチプレイでのソロ攻略時に僚機として一緒に戦ってくれる。僕のお気に入りはセイヴィアー(cv濱野大輝さん)という貴族集団の頭目で、ヤンデレな姉と戦闘狂で独特な思考回路の妹たちに囲まれる苦労人。本人も融通の利かないところがあるが、ストーリーを進めていくうちに主人公に懐いてくる(語弊)。彼のほかにも魅力的なキャラクターがたくさんいるぞ!

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ちなみにこのネメシスお姉さんの中の人は川澄綾子さん

 これらの4作が今年度プレイしたゲームだ。この記事の読者が一つでもプレイしたことがある作品や、興味が湧きそうな作品を挙げられていれば嬉しいと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 本当はもう一つある。これら4作よりも長くプレイしたゲームが。

 

 

 

 

 

 

 

・Dead By Daylight

 正直紹介しなくてもいい作品だと思ったが一応。2016年にBehaviour Interactiveが開発した4対1の非対称型ホラーアクションサバイバルゲームだ。霧が立ち込める謎の世界に連れてこられた4人の生存者は協力して脱出を目指し、対するキラーは特殊能力を駆使して生存者の脱出を阻止する。『ハロウィン』や『悪魔のいけにえ』、『エルム街の悪夢』など人気ホラー作品のキャラクターを操作することもできる。

 僕はもっぱらキラー側、特にフレディを使って遊ぶことが多かった。しかしオンラインゲーム特有の対戦相手の煽り行為や熟練プレイヤーとの埋まらない実力差、開発部や日本版コミュニティマネージャーのプレイヤーの神経を逆なでする発言にあえぎ、最近はそれほど熱中できなくなった。上手な方のプレイ配信を見る方が楽しいゲームだった。要はおすすめしないゲームだ。

 

 2020年も熱中できるゲームに出会えたらいいなと思う。